猫のいる家に帰りたい/仁尾智
もう、読んでいて、幸せすぎてずっと言葉にできなかった。
猫との暮らしがどれだけ彩りを与えてをくれるのか、猫といえど、ひとりひとり、みーーーーんな、違ってて、かわいくて、愛おしくて。
主に1つの短歌とそれに添えられた短いエッセイ、イラストで構成されているこの本、様々な猫との暮らしを経験されてきた仁尾さんならではのエピソードも含まれているのでしょうけれど、どのエピソードもうんうんとうなずけて、仁尾さんの猫へのメロメロっぷりにくすっと笑ってしまったり、ときどき静かに透明な雫が落ちたり。
文章だけでもじゅうぶん面白かったのですが、小泉さよさんのイラストが、そのエピソードに登場する猫たちをよりリアルに浮き上がらせてくれて、描かれている猫ちゃんをむぎゅっと抱きしめたくなるほどその表情、しぐさ、などすべてが可愛いくて、ああ、つまりは、猫愛が増したということです・笑。しみじみ思、猫っていいなぁ。
これからも何度も読もう。
是非みなさんに読んでほしい本です。