このキモチ
「このキモチ」
作詞・作曲・歌:大津美紀
Arrangement&Programming:ヒラセドユウキ
illustration:タナベサオリ
Violin:須原杏
Cello:林田順平
Mixing&Matering:向啓介
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“手にはとれなくて でも、だから、嬉しいの
永遠さえ ここにあるの このキモチ こんなにも嬉しいの”
人を好きになる気持ちはどこから生まれるんだろう…?
心の在り処はどこなんだろう…?
胸いっぱいに抱きしめているこのキモチは、
確かにここにあって、今にも溢れそうなのに…。
「誰かを好きになり、心奪われてしまうと、
それまで見ていた世界が大きく揺らいでしまう。
それでもその心に芽生えたキモチは、いつしか切なさを超え、大きな喜びへと変わるはず。」
恋する人の繊細な感情を真っ直ぐに描き出した本作品。
ヒラセドユウキによる爽やかでシンフォニックなアレンジ、
そして、20声を超える歌声が幾重にも重ねられたあたたかなサウンドは、
恋に悩む人たちの心を優しく包み込んでくれるだろう。
CDジャケットを手がけたのはイラストレーターのタナベサオリ。
ブルーの色の重なりによって、楽曲全体から感じる透明性や純粋性が表現された。
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<アレンジをしてくださったヒラセドユウキさんからコメントをいただきました!>
・「このキモチ」は、どのようなことを心がけながら編曲をされましたか?
最初にいただいたDEMO音源の最後のほうに入っていたボーカルとコーラスの掛け合いが歌詞の世界観ともぴったり合っていたので、今回はそのアイデアを曲全体で踏襲させていただきました。結果的にコーラスパートは20トラックに及んでしまい、大津さんにはレコーディングの面でかなりご負担をお掛けすることになってしまいましたが、メインボーカルをコーラスパートが優しく包む素晴らしい仕上がりになりました!バックトラックはシンセの音色と生楽器をブレンドしていますが、オーケストラアレンジをする時のような音の重ね方をすることで荘厳な響きにできればと考えながら編曲していました。須原杏さんと林田順平くんの盤石ストリングスチームの演奏、向啓介さんのセンス溢れるミックスも聴きどころです!
・普段、ヒラセドさんはご自身でも音楽をつくっておられますが、他の人がつくった楽曲の制作に関わる際に心掛けていることなどありますか?
受け取ったDEMO音源がたとえ歌とピアノだけで作られていたとしても、その行間には音にならない音がたくさん詰まっているので、それを拾い上げるのがアレンジャーの仕事だと思っています。早い段階でメロディの隙間に埋まっているカウンターメロディを拾い上げることさえできれば、アレンジの方向性が一気に定まっていく気がします。そしてリファレンス音源も思い浮かぶ限り何曲でも伝えていただけると、曲の元々のメロディ・コードとアレンジの段階で新たに加えるリズム・カウンターメロディなどの要素を、謂わば”同じ言語”で調和よく組み合わせる上で役立つと感じています。今回もリファレンス音源を4曲いただけたので大変助かりました!
<ヒラセドユウキ プロフィール>
1988年、東京都出身。音楽家。
洗足学園音楽大学 音楽・音響デザインコース 作曲専攻を首席で卒業。
チェリスト徳澤青弦氏と自身のピアノによるDuo編成でポストロックにアプローチした作品『monochrome』を発表。海外音楽サイトbeehypeのBest Albums of 2014 Japanに選出される。
これまでに絢香 Album『レインボーロード』M8「Lose control」のAdditional Arrangeや、第24回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品「よんでよばれて」など 様々な映像作品・演劇などのサウンドトラックを担当。
“アトリエでじっくり絵を描くように、芸術様式としてのポップスを”というコンセプトの音楽ユニット:touminsを2021年始動。