「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
という、ドラマを観ている。
大好きな岸田奈美さんの原作。
岸田奈美さんのことはTwitterで知り、その後度々noteに記載されているエッセイを楽しませていただいていた。
側からしたらいわゆる「悲劇」と言えるような出来事が家族の中で次々と起こっても、ユーモアある口調で淡々と語る、岸田奈美さんの文面に、くすっと笑ってしまったり、うちもうちも!、と共感したり。何より彼女の臆することのないオープンマインドなところに心をぎゅっと掴まれた。もちろん、「喜劇」もある・笑。
あきらめようにもあきらめきれない
かまってほしくないのにかまられる
どんなに腹が立つことがあっても なぜか一緒に食卓を囲んで
複雑な趣で「許す」ことをしながら いつのまにか年を取り
残された感情が何だったのか うすぼんやりと気づくころには
自分もここからいなくなるのかなぁ
かぞくってなんだろなぁ。