音楽家の友人と
久々に会った。
いろいろなことを話す中で、音楽について、とても印象に残ったことは、
「楽しむ」ということを大切にしたいよね、ということ。
わくわくする気持ち、ね。
私は、すぐに脳のエネルギーが切れてしまうので、あと少し!あと少し!と、ちょっと自分にムチ打って頑張らなくてはならないことが多いのだけれど、でも、それは決してストイックになることではなくて。
たとえば、演奏家の方は、スポーツ選手のように毎日毎日練習しなければ、良い演奏を続けることができないのだろうけど、「そもそも」音楽は苦行じゃない。
だからこそ、楽しんで作曲したり、練習できるかどうかが大切なんだろうなと思ってる。
じゃあ、らくなのか、というとそうとも限らない。
もがくことはたくさんある。
あかねさんの「うさぎ」の最後の1フレーズを作曲してた時は、もうご飯も喉をとおらないほど、もがきにもがいた。
早く、終止線を引かないと、死ぬなと思ったくらい自分でも命の危機を感じたほど・笑。
でもね、思い返せば、苦しいとか、やめたいという思いはこれっぽっちもなかった。
ただ、曲を完成させたかっただけ。
まだ見えない輪郭でも、その喜びが目の前にあった。
そして、それをみんなに聴いてほしかった。
なんていいつつ、昔、曲がつくれなくなってしまった時期が長くあったことを思い出した。
今、思えば、休息だったのかも。
音楽の楽しさを再び感じながら、沸々とその時を待ってたんだ。
その後最初につくったのは「my precious」だった。