
和泉聰子さんの初リサイタルへ
聰子さんの歌声やパフォーマンスに惹かれ、「うたのいと」(詩村あかねさんとのコラボコンサート)でも何作か歌ってもらった。リハーサルを通して彼女と接する中で、言葉ひとつ、音ひとつ、表現そのものにとことん向き合う人だということはよく分かっていた。
なので、今回のリサイタルもいったいどんな舞台になるのか、とても楽しみにしていた。日本歌曲に詳しくない私でも、聰子さんの歌はすっと心に入り染みてくる。それは、きちんと「詩」が届いてくるからだと思う。本人も「詩が大好き」と話されていた、日本歌曲も同じように深く愛していることが伝わってくる。
パントマイムや照明などの演出も素晴らしく、最初から最後まで本当に感動的な時間だった。一緒に足を運んだ詩村あかねさんとも、「鳥肌が立ったね!」と。 作曲家の先生方の作品からも多くの刺激をもらった。やっぱり、歌は詩があってこそ。そんな曲作りにまた挑戦したい、そう思わせてくれる素晴らしいひとときを過ごせて本当によかった。

