さよならてんちゃん
綺麗なグレイの毛並みに合うようピンクと白の花を横たわるてんちゃんのまわりに飾ってあげた。
発育不全もあったてんちゃんは体が小さくて、
でも、目が見えなくたって、楽しく遊んでた。
ゴロゴロ言ったり、しゃーしゃー言ったりしながら。
動物が死んでしまうのは、
私たちに命の尊さを知らせるためなんじゃないかなと思うことがある。
目が見えず、道路の白線の上にいたてんちゃん。
かぞくができてよかったね。
最期は、あたたかなぬくもりの中で眠れてよかったね。
ちょっと微笑んでいるようにも見えたよ。
可愛かったよ。
ありがとう。